BIM・CIMのススメ
2023.02.22
お疲れ様です。
今日は、昨日の寒さが嘘のような気持ちい気候の美馬市でした。
1週間後はもう3月です。冬の寒さとの戦いも、あと少しです!
頑張りましょう!
この時期は、年度末工期の現場の追い込みと、春からの工事の受注・入札業務が激務ですw
気の休まる時が御座いませんが、昨日は少し飲みすぎちゃいましたw
それでは、本題へ。
今日は、弊社で行っているICTについて、少し書きたいと思います。
他業種の方も是非見ていってください。
まず、ICT土工には4つのプロセスがあります。その1つ目。
ICT土工プロセス1
起工測量
これから工事が始まろうとしている、美馬市美馬町大久保での 渓間工事。
まだ現場は、伐採前(工事に邪魔な木を切る前)で、このような感じです。
木がうじゃうじゃ生えているので、ドローによる写真測量では木のデータしか取れません。
そこで、弊社の武器、ドローンレーザーの登場です!
Matrice 300RTK + Zenmuse L1
この機体で測量を行うと、
このような点群データが取得されます。
点群データとは、点群データとは、位置情報(正確に言えば、空間座標(x,y,z))と色情報を持った点の情報を集めたデータです。
写真の風景のように見えるこの画像も、一つ一つに位置情報と色情報を持った点のあつまりです。
このデータをもとに、次の処理にかかります。
次は、地表面データの抽出。
地表面抽出前のデータです。
これが、
地表面抽出データです。
山全体の木を切ったようなデータに!
すごいでしょーーーw
これがドローンレーザー測量の強みです。
ちなみに、ドローンを現場で飛ばした時間は20分くらい。
楽ちんですね
これだけのデータを測量しようと思うと。。。
やる前からあきらめるレベルですw
そして地形フォローモードでの計測なので、地形にそって、地表面から同じ高度を保ちながらの飛行を
行ったので、山にぶつかる心配もなく、一定の高度で飛んでいるので、測量精度も上がります。
山での地形測量も請け負っておりますので、是非ご用命を!!
この地形データを元に、工事着手前の地形の確認。ICT土工のプロセス(1)の起工測量になります。
取得した地形データから、設計図面にある地盤線を対比し、確認します。
また、このデータを元に掘削したり盛土を行ったりする土量の算出にも使用します。
ICT土工プロセス2
設計・施工計画
ここでは、工事の目的物の設計データを作成し、施工の計画を立てていきます。
まず、本工事の目的構造物の設計データを作成。
ここに、構造物を作るための掘削(床堀)データを作成します。
この掘削データの作成は、細かく作らず、大きめに作った方が、後々便利なのはない内緒w
ここで、起工測量データそ挿入します。
起工測量の地盤に合わせて掘削データを伸縮します。
両端が飛び上がったような絵になってるのは自動で伸縮できないので、
交点付近の位置を画面上で計測して、新しい測点を作って、断面を補完します。
で、この飛び上がったデータと地形データを合わせこむと
これで、プロセス2の設計・施工計画は終了です。
この2つのデータからは、
構造物や掘削データと地形データを断面で確認したり、
クリック一つで、図面データに変換したりすることができます。
のこり2つのプロセスの、施工、検査、は長くなったので、また後日♪
そしておまけのような、標題についてです。
起工測量データと設計データを組み合わせると
このような完成イメージに♪
図面を見るだけではわからない工事のイメージがこれでわかりますよね??
このデータで関係者と情報共有していきます。
これがBIM・CIMです。
BIM/CIMとは、3次元モデルを中心に関係者間で情報共有することで一連の建設生産システムの効率化・高度化を図る取り組み。
このデータを元に、
を検討するのが、BIM/CIMの目的であります。
お判りいただけましたか?
ICTデータを作成する=BIM・CIMにもつながります。
これも、弊社、高木建設の取り組みです。
自分なりに、他業種の方でもわかるように説明したつもりですが。。
分かりずらかったらすみません。。
質問等ありましたら、フェイスブックのコメント、またはHPに記載しているメールで
質問していただけたら、回答させていただきます。
本日の投稿は、ICT事業部 高木でした。
明日は、そのICT建機を創意工夫しながら乗りこなす、久保田リーダーです。
お楽しみに♪